るりのナチュラルライフスタイル

先日、北朝鮮のロケット問題で、東北地方の人々にインタビューしているニュース番組がありました。

ロケットが上空を横切る地域の人々の不安な表情を見せたかったのでしょうが、「発射の頃は漁に出ますか？」と聞かれた漁師さんが、平然と「それは天候による」と平常心で至極当然の回答をしていたのが、とても笑えました。

漁師さんに敬意。

ところで、命中しなかったら、何を言われるかわからない。だから、現場はいろいろと理由をつけて、迎撃ミサイルを撃たない。

確かに、当たらない迎撃ミサイルを発射するなんて恥をかきたくはないでしょうね。当たらなかったら、もともと信頼性の低い、ＭＤ計画が途絶えることになるし、そうなれば米国軍需産業も困ります。

だから結局は「北朝鮮が打ち上げたのは試験衛星でした」と幕を引きつつ、「日本上空を横切っていくのは許しがたい。危険の伴う行為」と難癖をつけ、そのための防衛システムとしてのＭＤを拡充していくというのが、シナリオです。

結局、北朝鮮のロケットの問題なんて、使えない兵器に税金を投入するための口実に使われるだけです。

万一の危険も無視してよい程度のレベルです。ロケットの破片が落ちてくるのを心配するより、ロケットを気にして上を向いて歩いて、車に引かれる危険の方が何万倍も大きいでしょう。



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